写真に「雲」を描く方法~Adobe Photoshop 2025~

今回は、Adobe Photoshop CCを使用して「雲」を描く方法について解説します。

ふわふわの雲を作成しましょう。

目次

Photoshopで雲の作成方法

雲の作成手順をご紹介します。

雲を描きたい写真を読み込み

まずは、雲を合成したい写真をPhotoshopで読み込んでください。

今回は、この新潟駅の写真を使用します。

新潟駅 DJI OSMO ACTION
新潟駅 DJI OSMO ACTION

新規レイヤーを作成する

Photoshopで写真を読み込んだら、新規レイヤーを作成しましょう。

新規レイヤーを作成
新規レイヤーを作成

描画色を黒にする

続いて、描画色を黒にしてください。

雲を作成した時の雲以外の色を黒色にするためです。

描画色を黒に
描画色を黒に

空のみを範囲選択する

雲を適用したい写真の空の部分にのみに選択範囲を作ります。

今回は、「被写体を選択」を利用して建物をざっくりと選択範囲で囲った後に、「クイック選択ツール」で微調整し、「Ctrl+Shift+I」で選択範囲を反転させました。

被写体を選択→クイック選択ツール
被写体を選択→クイック選択ツール
選択範囲の反転
選択範囲の反転

雲模様フィルターをかける

最初に作成した空白のレイヤーに「雲模様フィルター」をかけます。

「フィルター」→「描画」→「雲模様1」です。

雲模様フィルター1
雲模様フィルター1

フィルターが適用されるとこのようになります。

フィルターが適用された図
フィルターが適用された図

雲のレイヤーを「スクリーン」にする

雲のレイヤーの描画モードを「スクリーン」にしましょう。

黒い部分が透過され、雲の部分だけ空に合成されます。

描画モードをスクリーンに
描画モードをスクリーンに

雲と建物の境界線をレイヤーマスクでぼかす

出来上がったイメージだと、選択範囲の境界線の部分がはっきりと別れていて不自然です。

不自然
不自然

この不自然な部分をレイヤーマスクでぼかしましょう。

レイヤーマスク
レイヤーマスク

これで完成です。

空に雲を描くことができました。

完成
完成

おまけ

より曇り感を出すには、「Camera Rawフィルター」で元写真のハイライトと彩度を下げると、より曇った印象に変えることができます。

Camera Rawフィルターの使用方法は、Lightroomの現像とほぼ同様の操作で補正が可能です。

彩度を調整した写真
彩度を調整した写真

BeforeAfterで比較するとこのようになります。

以上となります。

Photoshopで写真の天気を変えましょう。

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この記事を書いた人

当サイトへお越しいただきありがとうございます。管理人の田村健太です。仕事は写真撮影、動画撮影・編集、Web制作を行っています。このサイトでは簡単なデザインソフトについて解説しています。「初心者の方にもわかりやすく」をテーマに更新しています。もしわからない点がありましたら気軽にお声掛けください。

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