描画モードによる画像の合成〜Adobe Photoshop 2023~

今回はレイヤーパネル内にある描画モードについての記事です。

画像の合成において描画モードの使用は必須になります。

この記事では、描画モードの例を交えて解説します。

目次

描画モードとは?

描画モードとはレイヤーの色を合成するものです。

この描画モードを変更することによりいろいろな表現をすることができます。

描画モードはレイヤーパネルの左上のなかから選べ、描画モードを指定した画像と下の画像が合成されます。

試しに、カラー画像(上層レイヤー)とジェリービーンズの写真(下層レイヤー)を描画モードにて合成しました。

【上層レイヤー】

色

【下層レイヤー】

下層レイヤー

【合成画像】

合成した画像

このように合成することが可能です。

通常系:通常、ディザ合成

明るい部分を透明化する系:比較(暗)、乗算、焼き込みカラー、焼き込みカラー(リニア)、カラー比較(暗)

暗い部分を透明化する系:比較(明)、スクリーン、覆い焼きカラー、覆い焼きカラー(リニア)、カラー比較(明)

全体をタイプに応じて透明化する系:オーバーレイ、ソフトライト、ハードライト、ビビットライト、リニアライト、ピンライト、ハードミックス

カラー反転系:差の絶対値、除外、減算、除算

色相系:色相、彩度、カラー、輝度

簡単にリストするとこのような感じになります。

描画モードは必要に応じて、レイヤーパネル内の「不透明度」「塗り」を調整しイメージ通りに合成させましょう。

不透明度

そのレイヤーそのものの不透明度を設定します。

不透明度100%では、完全に不透明。

不透明度50%では、ちょうど半透明。

不透明度0%では、完全に透明。

となります。

レイヤーそのものすべての透明度をしていするものなので、レイヤースタイルも含めたすべてが透明化されます。

例えば不透明度50%の境界線のついたテキストを50%不透明度に指定した場合。

50%のレイヤーの塗りと25%の境界線となります。

不透明度

塗り

塗りとはレイヤーに存在する透明ピクセル以外の部分(そこが塗り)を不透明化させます。

塗りに関しても

不透明度100%では、完全に不透明。

不透明度50%では、ちょうど半透明。

不透明度0%では、完全に透明。

となりますが、

レイヤースタイルの不透明度は変化しません。

例えば不透明度100%の光彩(外側)のついたテキストを塗り0%に指定した場合。

0%のレイヤーの塗りと100%の光彩(外側)となります。

塗り

このように不透明度、塗りをしているることにより、画像合成することも可能です。

画像合成を作成、テキストエフェクトを作成したり、さまざまな場面で描画モード、不透明度、塗りをしようします。

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この記事を書いた人

当サイトへお越しいただきありがとうございます。管理人の田村健太です。仕事は写真撮影、動画撮影・編集、Web制作を行っています。このサイトでは簡単なデザインソフトについて解説しています。「初心者の方にもわかりやすく」をテーマに更新しています。もしわからない点がありましたら気軽にお声掛けください。

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